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INHEELS Blog

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      INHEELSカルチャーに関わるおはなし・・・

      金曜日、イギリスがEUから脱退するという「Brexit」が国民投票で決まりました。

      INHEELS的に一番気になるのはこれで「ロンドンのミックスカルチャーがどうなってしまうんだろう」というところ。

      INHEELSはロンドン生まれ。創設者の一人大山はもう10年以上ロンドン在住、もう一人の創設者岡田は2010年から2012年までの2年間をロンドンで過ごし、そのフュージョンカルチャーにもみくちゃにされながらINHEELSは生まれたのでした。実際にはロンドン内のカムデン(東京で言う原宿と下北ミックスみたいな感じかな?)という地域にあるクルド人ファミリーの経営するオーガニックカフェの隅のテーブルでギリシャ料理のおつまみとワインを飲みながら、イタリア人、スペイン人、フランス人、シベリア人、それからカリブやアフリカ人の友人たちと語る中で少しずつ性格付けされていったINHEELS。イギリスにいたけれど、少なくとも岡田はイギリス人の友人は実はあまりいなくて完全に「移民カルチャー」の住人だったのです。移住直後に働いていたカフェ、Cafe Neroのバリスタ仲間もイギリス人は皆無。

      アフタヌーンティーetc.の伝統的なイギリスっぽいことも素敵だけれど、ロンドンの好きなところは断然このミックスカルチャー。初のムスリムの市長サディーク・カーンが就任して、ロンドンのみんなが誇らしいポストをFacebookで流していたのも記憶に新しい。みんなマイノリティだから、誰もマイノリティじゃない環境。

      もちろん移民がいることの経済的な問題は理解しているけど、今回の決定は本当に良かったのか・・・実は私の周りは全員が「IN」(残留)派だったのでまさかOUTになるとは思っていなかったので本当に驚いています。それもそのはず、ロンドンでは6割がIN、そして若年層では7.5割がIN。私のまわりはほとんどロンドンの若年層だからそう言う意味で偏っていたんだけれど。

      (にしても、これって「高齢者が若者の未来を決めている」といっても過言ではない状況な気が?)

      INHEELSの土壌である、このカオスで活気があって違いを受け入れるロンドンという街が、将来的に移民排除政策を強めて面白くも何ともない街になってしまうのならとても残念なこと。

      ロンドン独立??ノーカンノーカン、投票やりなおし??って言ってるひとも沢山いるけど。どうなっちゃうんだろう。

      イギリスのミックスカルチャーにゆかりの深いINHEELSとして、憂慮せずにいられません。

      岡田

      06/26/16

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      “It’s your choice, but be educated.”

      「取り入れるかどうかはあなたの選択だけれど、少なくとも知識は持っていてね。」

      UKで使っていたファッションデザイン入門の教科書。ファッションにおけるサステナビリティの章で、ひととおりファッションが環境や人に与えている悪影響とサステイナブルデザインの可能性を勉強した後の締めの言葉がこれ(うるおぼえだけどほぼ確実に合っているとおもう)。

      別に「これが未来のスタンダード。全員こうするべき!」と言わずに「一応デザイナーとして知らないのはダメよ。知った上で自分でチョイスしてね。」という温度感に、個人的にはすごく納得感があります。

      素材の選定など、服作りの多くの部分に関わるデザイナーには知識を持つ責任が絶対にある。(あーこういう言葉をつかうとすごい上から目線っぽくなっちゃう 権限・裁量があるんだから責任があるのは当然ということで。。)けれど、きっと誰だって押し付けられるのはいやだろうから。

      と、ここまでは服をつくるデザイナーの話だったけれど、まったく同じ話が服を選んで着るみんなにも言えるわけで。

      “It’s your choice, but be educated.”

      ざっとネットで調べるなり、観たい人はドキュメンタリー「THE TRUE COST -ファストファッション真の代償」とかを観るなりしてもいいし。その上で「It’s my choice」と言えるコーディネートができれば、ステキなんじゃないでしょうか。

      岡田

      06/22/16

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      ネパールから新製品続々と入荷しています。撮影も済んだので、もう少しでオンラインショップに登場しますので楽しみに待っていてくださいね!

      商品を入荷したらまず、検品します。そのときにどうしても出てしまうのが「B品(不良品)」。もちろん、少しでもキズやシミがついていたら販売出来ません・・・。「こんなB品あったよ」と工場に写真付きで伝えると、写真のExport Managerアラティは心底辛そうな顔をします・・・「my heart aches(心がいたい)」とのこと泣 でも「OK we will  improve this!(大丈夫、改善するから!)」と立ち直り改善案を練ります。そうやってお互い少しずつレベルアップできる関係が嬉しい

      にしても、世界中で服の廃棄が問題になっているけれどこのB品の扱いも困ったもの。サンプルセールもいいけれど、なんとかアップサイクルして生き返らせたいと思うのはもはやサステイナブルブランドの意地。。。

      photo by Miki Yamato Photography

      05/23/16

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      「嫁さんが、やっすい服ばっかり買ってくるんすよ。安い服の問題を話しても、『はい崇高〜』って全然聞いてくれないんすよ」

      必殺ワード『はい崇高〜』

      ひぃー笑  

      これはもう真面目に問題点を指摘したり環境保護や人権侵害のハナシを垂れる等という無粋なことはせず、とりあえずしばらくの間この短い言葉に凝縮されたたくさんのニュアンスをむしろ味わいたいと思う。

      私達サステイナブルファッションを作っている人たちからすれば「伝わってない」と悲しくなる事実かもしれない。

      けれど、ここは弊社のインテリチャラ男F氏によると

      「どんなに好きだってフラれるときはある。もっとデートプランを練れ!!」

      とのこと。

      もう説明不要 笑 伝え方を工夫しよう。

      (Ethical Fashion Japanのいおさんとモデルの鎌田安里紗さん(ありちゃん)[この3人で5/28トークショー@横浜そごう]と話しているうちに書きたくなった内容その2。やっすい服を買ってくる奥様はありちゃんが聞いた話。)

      05/11/16

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      「エシカル」という言葉が、なんだかうさんくさくなってきている

      という問題(と事実)は、エシカルと呼ばれるものに少なくとも4−5年前から関わっている人なら薄々感じているかもしれない。

      こんなことを言うとエシカルを普及させようとしている方々(もちろん、私もその中に入るんだけれど)に怒られそうだけれど、薄々感じていることを無理矢理押し殺してそのまま前に進むとよくわからないアウトプットになってそれを修正しようとして更に良くわからない2部作のようなものができて時間を無駄にしてしまうことになりかねないため(笑)一応いま感じていることをはっきりさせておきたい。

      それはたぶん、「倫理的」と訳される「エシカル/Ethical」が、主観的だからだと思う。倫理=正しいことなんてひとそれぞれ。正しいことの価値基準がそれぞれなら、倫理的=エシカルの基準だって人それぞれ。「それってエシカルなの?」は、厳密には自問と他の人の意見を理解するときのためで、人に押し付けるものではない。(ちなみに正義を振りかざされる程迷惑なことはないと父がよく言う。)

      フェアトレードならエシカル、オーガニックならエシカル、フェアトレードだけどオーガニックじゃなかったらどうなの、国産ならエシカル?伝統工芸はエシカル、手作りだったらエシカル、地産地消はエシカル、じゃぁエシカルとは言っていないけれどずっと昔から国産で当たり前に省エネ生産しているクリエイターはエシカル、再生紙を使っていればエシカル、作り手が「ハッピー」だったらエシカル?無限大すぎて最終的には精神論的になったり、モノ自体の魅力よりもエシカルという概念を優先するようになったり、むりやりエシカルを標榜するグリーンウォッシュの香りがする企業がでてくるとそれは確かにうさんくさくなってしまうかもしれない。宗教が悪いわけではないけれど、内輪で盛り上がってエシカル礼賛みたいになるとそれに属さない人からはネガティブな意味で宗教っぽいと思われかねない。

      (正直「エシカル」という言葉が日本で使われ始めた頃はとりあえず知っている人さえほぼ皆無の状態だったので、そこから見ればものすごい進歩であることは間違いないのだが。ほんとうに言葉はいろいろな方向に進化する)

      海外コンプレックスでも欧米崇拝でもなく、とりあえずこの辺りの議論を数年前に一巡してしまったヨーロッパでは今あまり「エシカル」という言葉は使われていない。代わりに使われるのは、「サステイナブル」Sustain(維持する)+Able(ことができる)=Sustainable(持続可能)。これは倫理観関係無しに現状態を将来続けていけるか否かのハナシなので、私のような(ソフト)プラグマティズム信奉者には非常に理解しやすい。やってることは変わらないけれど、それを表す言葉はほんとうに大事。

      INHEELSとしては「エシカル」と「サステイナブル」という言葉を今後ある基準の元に適宜使い分けていこうと考えてはいるけれど、お客様や関係者の方々には「ほぼ同義」と捉えて頂いてまったく問題無し。まだまだ生まれたての「エシカル」という言葉は10歳にもならないうちに不思議な進化の過程を辿っている気がするけれど、これもことば。

      ことばが現実をつくり、現実がことばをつくる。


      —-



      20才そこそこの天才マルチプレーヤー/アレンジャーJacob Collierくんを聞きながら今からネパールの映像編集とSS17デザインのため湘南合宿へ。小田急線はだいたいすてきなところに連れて行ってくれる。良い日なり。

      (久しぶりにだーっと書いたけれど、これは昨日Ethical Fashion Japanのいおさんとモデルのありちゃんとのミーティング –5/28にこの3人でトークショー@横浜そごう– でだらだら話していたら私の中でふつふつと書きたくなってしまった内容でした。写真は主にヨーロッパのサステイナブルブランドのカタログたち。 つづく)

      05/08/16

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