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必然だったセクシー x エシカル

INHEELSのキャッチコピーは”who said ETHICAL is not SEXY?”(エシカルがセクシーじゃないなんて、誰が言ったの?)。

これをみて、「エシカルでセクシーって、めずらしいよね」とよく言われます。

前に出演させてもらった伊勢谷友祐さんの「アースラジオ」でも「エシカルのセクシー担当」といじっていただいたり、すっかりそのキャラに落ち着いた感があります。

実際のコレクションはシンプルな服も多いですが、デザイナーと共にいつも心がけているのが女性のエレガントさや少しの挑戦的な「アティチュード」。

“who said ETHICAL is not SEXY?” (エシカルがセクシーじゃないなんて、誰が言ったの?)というキャッチコピー、日本ではおもしろがって頂いています(ちなみにヨーロッパの販売ではこのキャッチコピーは使っていません。「誰も言ってないけど?」となるから)が、実はこれ、突飛なことでも奇をてらったわけでもなく、私の創業時の生活スタイルからすると「必然」な組み合わせだったのです。

当時私はサルサダンスにはまり、カンパニーにも属してあのぴらぴらした衣裳を着て、胸を寄せて上げて(すんごい谷間ができるテクニックとかあります)人前で踊ったりもしていました。週末には六本木のサルサクラブで朝まで踊る日々。そこでのセクシーさは、いやらしい感じというよりは、自分の女性性に自信をもっているかんじ。身体のラインも出すし、スピンしたときや動いたときにキレイになびくちょっとてろてろした素材感。女であるということをアピールした方が得な世界。ソフトフェミニスト的な思想も持ち合わせてはいるけれど、ここは振り切って女は女らしく、男は男らしくいることで成り立つ世界。

(サルサは1曲毎にパートナーを代えて踊るペアダンスで、原則男性が女性をダンスに誘います。たまにボーイッシュな格好で行くと明らかにダンスに誘われなくて、逆にセクシーな格好のときは引く手あまただったりして「男の人って素直すぎる・・・」と思ってました笑)

昼間は会社のビジネスカジュアル、夜はサルサ服。

かわいいナチュラル系の入る余地は、当時の私の生活にはなかった。

でもエシカルファッションを着たい。

それならサルサにも着ていけるような、エシカルな洋服を作ってみよう。

それがほぼほぼイコール、セクシーでエシカルな洋服を作ってみよう。となったのでした。

ちゃんちゃん。

改めて、INHEELSのなりたちでした。

こうして個人の趣向とか性格をブランドに直接反映させられるのが、小さい会社の面白いところ。

西村佳哲さんの「自分をいかして生きる」という本を今日読了したばかりだけれど、確かに他の周りのブランドオーナー達、それぞれ性格がプロダクトやサービスに出てて面白い。別に起業なんかしていなくても、自分の個性を仕事にしている人は自然ですがすがしい。

私なりの「自分をいかして生きる」は32歳まだ模索中ですが、INHEELSを代表作としながらもこれからもこう個人的にざわざわすることを逃がさず追いつめていきます・・・という、あれ、なんか個人的な宣言になってしまった笑 でもそれぞれ違う成り立ちの人間が、そこから派生したそれぞれ違うプロダクトや仕事を社会に差し出していったら、とっても面白いと思うなあ。

いちソーシャルビジネス志望のサルサダンサーが起業した結果がセクシーxエシカルというお話でした。

yuka